2025年夏販売予定

AS NMOS
Link Node System

  • Mac
  • Win
  • Linux

マルチベンダー環境におけるリソースシェアや、系切り替え等をシームレスに行えるようにするコントローラー

AS NMOS Link Node Systemは、マルチベンダー環境におけるリソースシェアや、系切り替え等をシームレスに⾏えるようにする仕組みです。(特許取得済)

  • 設備間のI/F境界に利用できる
  • SDIのように信号出力側が切り替え制御を行うことが可能

AS NMOS Link Node System
主な4つの機能

バーチャルレシーバー機能

仮想的にレシーバーとして⾒えるリンクノードシステムのベース機能。

  • BCから見ると普通のレシーバーのように⾒える
  • IS-04による発見と登録
  • IS-05により受信制御を受ける
  • 受信制御で取得したSDP等を記憶

バーチャルセンダー機能

バーチャルレシーバーが受けた受信制御を元に、仮想的にセンダーがあるように見せる。

  • BCから見ると普通のセンダーのように見える
  • IS-04による発見と登録
  • IS-05により、バーチャルレシーバーが記憶しているSDP等を公開

レシーブリンク機能

バーチャルレシーバーが受けた受信制御を元に、連携先レシーバーとして登録された他のレシーバーへ受信制御を行う。

  • 他のレシーバーへIS-05による受信制御を行う
  • BCはひとつのバーチャルレシーバーへの受信制御を⾏えば、自設備外を含む多数のレシーバー(バーチャルレシーバー含む)を一度に切り替え可能

ダイナミックレシーブリンク機能

複数のリンクノードを連携し、動的に連携先レシーバーを更新する。

  • 親バーチャルレシーバーは子バーチャルレシーバーの受信情報を見て、連携先レシーバーを動的に更新する。
    (レシーバーを監視して動的にレシーブリンクする機能を追加予定)

AS NMOS Link Node System 開発の背景

SDIから、オールIP放送局へ

未来の放送局は、スタジオ・サブ、マスター、回線、CG、VTR、その他放送局内の全ての設備がネットワークを通じて有機的に接続され、相互に通信する世界になります。
ですが、1社のベンダーでそれらを全て構築することは難しく、複数の社がそれぞれの設備を作り、相互に接続していくことになります。

オールIP放送局の問題点

SDIの場合、信号の出⼒側がマトリクスなどでソースの切り替えを行っても、受信側はそれを意識する必要はありませんでした。例えば、マスターがシスシェンしても、マスターアウトの受信側は意識する必要はありません。
ですが、IPでは、受信側への切り替え制御が必要です(マスターがシスチェンしてセンダーが切り替わる場合、全てのレシーバーを切り替える必要がある)。
マスター、回線、サブ、CG、VTR等の各設備はそれぞれ独⽴しており、それぞれBCやRDSが存在し、提供ベンダーが異なることも多く、設備間を超えて制御を⾏うことは難しいのが実情です。
IPの利点はリソースシェアとも⾔われていますが、各RDSやBCを設備間を超えて連携する必要があり、まだソリューションが少ないのが実情です。

設備間の独立性を維持したまま、
SDIのように効率よくリソースシェアや系切り替えをどのように行えるでしょうか?

従来の解決方法では…

SDIに変換する

  • IPだけで完結できていない
  • フレーム遅延が発生する

IP再送信を行う

  • ST2110を受信し、固定のマルチキャストアドレスでST2110の再送信を行う方式
  • SWの帯域が増す、再送信装置の故障時は救えない
  • コスト増

マルチキャストNATを用いる

  • スイッチで固定のマルチキャストアドレスに変換する
  • スイッチ独自のAPIを叩く必要がある
  • 切り替え時にショックが起こる(=OAに傷が付く)

RDS同士の連携を行う方式

  • リソースシェアには優れた方式
  • 系切り替えを目的としていない

それらの解決策が「AS NMOS Link Node System」!

リンクノードシステムは、各設備内で通常のレシーバーやセンダーのように振る舞うため、RDSやBCに特別な設定は不要。NMOSに準拠しているため、独自プロトコルも必要ありません。
バーチャルレシーバーやバーチャルセンダーを設定画面内で作成することができ、設備間の独立を保ったまま、簡単に設備間で映像を送受することが可能です!

  • リソースシェア、
    系切り替えをSDIのように
    映像出力側が行え、
    設備間の独立性を維持

  • メディア側Networkの
    接続は不要

  • 簡単インストール
    サーバーやPCで動作可能
    ブラウザで簡単設定

  • サーバー二重化設定で、
    高信頼性を担保
    (オプション)

価格・ライセンス

価格・ライセンスに関する情報は、追ってご案内いたします。

仕様・動作環境

本製品はダウンロード販売となります。

OS
Windows10以降(x64)、MacOS12以上、Linux(x64, ARM)、RaspberryPi OS
メモリ
4GB以上
ストレージ
100MB以上の空き容量
NIC
1ポート以上
設定画面
ブラウザにて設定(PCまたはタブレットを推奨)
冗長構成
可(オプション)

マスター、回線、スタジオ等の構築ベンダー様によるリンクノードシステム組み込みのご相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。

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