サポート情報製品について

AS MXF Checker

リリースノート

2025年7月9日 v1.0.3

  • 後ろのノンモン区間の算出が誤っていたのを修正
  • その他軽微な修正

2025年7月9日 v1.0.2

  • 正弦波1kHZチェックを追加
  • クレジット、捨てカット、ノンモン区間の無音チェックを追加
  • 民放連チェックを実施しない場合、ラウドネス測定の対象区間をファイル全体に変更
  • ラウドネス測定が無音の場合でも、トゥルーピーク値を表示するようにした
  • OSにマルチユーザーでログインする環境で、権限によってライセンス認証がうまくできない場合がある事象を改善
  • ライセンス確認画面に、ライセンス者のID(メールアドレス)を表示するようにした

2025年6月9日 v1.0.1

  • プロキシ環境でのオンライン認証に対応
  • オンライン認証とオフライン認証の切り替えをアプリ内でできるようにした
  • 初回のライセンス登録時、オンライン認証が不可の環境ではオンライン認証を選択できないようにした
  • 多くの再生機でエラーにならないという実績に基づき、下記ファイルのチェック結果をエラーからワーニングに変更
    • XDCAMファイルで「Multiple Essense Location Style(VBE Picture with Repeated Index Table)」と判定されたファイル
    • 1080iでSampled Heightが544のファイル(540が規格上の正しい値)
  • その他軽微な修正

2025年05月12日 v1.0.0

  • 初回リリース

これまでに確認されている不具合

対応予定MXFの解析中、強制終了やフリーズしてしまうファイルがある

ロジックに不備があり、ファイルの壊れ方によって、解析中に強制終了やフリーズしてしまうケースがあることが判明しました。次回アップデートにて改善を行います。

発生日:2025年8月1日

対応完了[Windows] 普段ご利用のユーザーに管理者権限がなく、管理者権限でインストール・起動後、通常ユーザーでライセンス認証や更新ができなくなる。

発生日:2025年6月12日
対応完了日:2025年7月9日

対応完了プロキシ環境でオンラインライセンス認証ができないのに、ライセンスが使用中になってしまう

発生日:2025年5月16日
対応完了日:2025年6月9日

対応予定OP-Atom形式のファイルが正しく判定できない

AVC-IntraなどのOP-Atom形式のファイルが正しく判定できません。現時点では制限事項とさせていただきます。

発生日:2025年5月12日

現在の仕様上の注意点(今後のアップデートで改善予定)

対応予定ノンモン区間の無音チェックで、捨てカットが88フレームの場合にエラーとなる場合がある

1分ちょうどのCMなど、xx:01:00;02 のようにドロップフレームから捨てカットが始まる素材で、xx:01:02;29でファイルが終了するケースでは、運用上、3秒の捨てカットが90フレームではなく、88フレームの場合があります。
現状の仕様では、後ろの捨てカットをファイル終端の90フレーム、その前の15フレームをノンモン区間と定義しているため、正しくノンモン区間を無音にしているのにも関わらず、ノンモン区間が無音ではないとエラーが出てしまう場合があります。
次回アップデートで、本運用ケースでも無音区間を正しく検出できるよう調整を行う予定です。

よくある質問

対応しているMXFの種類は?

2025年5月現在、XDCAMのMXFファイルのみ対応しています。その他のMXFファイル(XAVCなど)もチェックできますが、厳密なチェックは実施しておりませんので評価結果は参考値としてください。
バージョンアップにて、XAVC-I、および、XAVC-L(4K、HD)の厳密なチェックにも対応予定です。

どんなファイルでもリラップできますか?

XDCAMのMXFのみリラップの対象となります。映像コーデック、音声コーデックに問題がある場合は対応できません。また、MXFファイルの構造が本アプリケーションが対応できないほどおかしい場合はエラーとなります。

字幕入りのMXFファイルでもリラップできますか?

字幕(アンシラリ)のあるMXFファイルでも問題なくリラップできます。

リラップ機能でタイムコード飛びがあるファイルのタイムコード引き直しができますか?

可能です。

設定でチェックレベルを変えても同じメッセージが表示されます。

チェックレベルを変更しても、チェック自体は同じ内容で実施され、チェック結果としてNG(❌)となるか、Warning(△)になるかが変わります。インフォメーションに出力される内容は変わりません。

チェック内容ごとに個別にレベルを設定したい。

現時点では対応しておりません。将来的に細かい設定を行えるようにする予定です。

ラウドネスは3モノラル、3ステレオなど3つ以上の音声の計算に対応していますか?

同時に計算できるラウドネス値は2ストリームまでです。

UMIDとはなんですか?

SMPTEの規格で定義されているMXFごとにファイルを一意に識別するコードです。UMIDが同じファイルは、同じファイルという意味となります。

瞬間最大ビットレートはどのように計算していますか?

インデックステーブルに記載されている映像データのサイズを元に、2秒間の移動平均を計算し、その最大レートを表示しています。

よく使われている編集ソフトで出力したMXFファイルがエラーになります。AS MXF Checkerの検査は正しくないのではないでしょうか。

弊社の検証により、一般的に使用されている一部の編集ソフトが出力するMXFファイルが、XDCAM形式の規格であるSMPTE RDD9に完全には準拠していないケースがあることを確認しています。
ほとんどの再生機では問題が発生しないものの、一部のサードパーティ製再生機(特に古いモデルなど)ではエラーが発生する事例が報告されています。

音声のチェックは何をしていますか?

ラウドネス測定の他、1kHzが正しいか(1kHzの有無、周波数、ボリューム)、クレジット・捨てカット・ノンモン区間が無音かを確認しています。各区間は下記のように判定しています。

1kHz
クレジットの前5秒間(150フレーム)

クレジット
CM素材:捨てカットの前2秒間(60フレーム)
CM素材以外:捨てカットの前12秒間(360フレーム)

前捨てカット
コンテンツの区間をファイルの最初に現れる正時(xx:00:00;00)の前3秒間(90フレーム)

ノンモン(前)
コンテンツの区間をファイルの最初に現れる正時(xx:00:00;00)以降15フレーム

ノンモン(後)
後捨てカットの前15フレーム

後ステカット
ファイル終端までの3秒間(90フレーム)

※コンテンツ途中(CMの黒み区間など)のノンモンチェックは実施しておりません。

無音の定義として、民放連T032基準にて、-70LKFS以下と規定されておりますので、それを基本的な基準としております。デジタル0ではないが無音範囲の場合、参考情報としてインフォメーションにその旨を表示しております。
なお、当社の研究により、1サンプルだけのクリックノイズがあるようなケースで、聴感上ノイズが聞こえるのに、ラウドネス測定では-70LKFS以下になって無音扱いになってしまう事象を確認しており、当社独自基準としてトゥルーピークが-50dBTPを超える場合は、聴感上無音ではないため、-70LKFS以下であっても、無音ではないという判定とさせていただいております。

AS MXF Checkerで発見できないエラーや、追加して欲しいチェック項目がある場合、相談できますか?

もちろんです!本アプリケーションは運用目線のチェックを謳った製品ですので、お客様からのご意見を取り入れて今後も進化していきます。お問い合わせよりご相談ください。

  • AS MXF Checker
  • AS MXF Audio Inserter
  • AS NMOS MATRIX
  • AS NMOS Link Node System
  • AS 2110 VANC Inserter
  • AS 2110 CB/CG Generator

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