コラム
【ちょこっと豆知識】色々なGOP

コラム

映像コンテンツ制作の技術にかかわる皆様に、ちょっと業務に役立つ知識などをお伝えする【ちょこっと豆知識】。
今回は、色々なGOPの特徴について解説します。
XDCAMのような映像コーデックは複数のフレームで圧縮するLongGOPタイプのコーデックです。
GOPには、Open GOP、Closed GOP、固定GOP長、可変GOP長などの種類があるのはご存知ですか?
まず、GOP(Group of Pictures)とはフレームの画を複数枚でまとめて圧縮してサイズを小さくするもので、
の3種類に分かれます。データサイズは、I>P>Bの順に大きいです。
Open GOPは、GOPを超えて、ひとつ前(過去)のGOP内の画も利用して圧縮するのでデータサイズが小さくなる確率が上がり、画質面では有利になります。
Closed GOPではGOP外の画は利用しないので参照が限られる分、画質面では不利になります。

可変GOP長は、絵柄の変化に合わせてIフレームを機動的に配置し、シーンチェンジ(画がわり)や動きが激しい部分をIフレームにすることで画の破綻を少なくし画質の向上が見込めます。
固定GOP長はXDCAMなら常に15フレームずつのGOP(59.94iの場合)で構成されるため、画がわりのタイミングがGOPの途中になる可能性が高く、データサイズの少ないBフレームなどで画がわりがあると表現しきれずブロックノイズなどが発生する確率が高くなります。

エンコーダーは、上記の様々なパターンを内部で計算しながら最適なものを選択し、圧縮していきます。
通常はOpenGOP x 可変GOP長でエンコードされていることが多いですが、Closed GOPや固定GOP長のファイルもよく見ます。
同じ圧縮コーデックでも、エンコーダーによって画質は全然違います。画質の良いエンコーダーは上記の選択やフレームの相関の検出が上手です。
※本コラムは、2026年2月2日の公式Xの投稿
をもとに再構成したものです。
Loading...
ユーザーメモ